ニュースを見れば株式市場や為替市場と関連して出てくるのが「円安」や「円高」と言われる経済用語。
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これは円に対してどういった事を指すのでしょうか？海外との通貨と比較して使われる事も多くて「ドル高」「ドル安」なんて事も言われますよね。
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ここでは通貨全体の事も含めながら「円安」「円安」の違いについて文字だけじゃなく、図やイラストをなるべく使って解説しています。
円高
円が他の通貨よりも価値が高くなる事です。まずは使われる事の多いドルで解説してみましょう！
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1ドル100円の場合で1ドル95円になった場合には「円高ドル安」と言われます。
海外旅行する事を想像してみて下さい。
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アメリカで1ドルで売られている物を買う場合に100円であった物が95円で買えるようになるということです。
ということは円の方が価値が高くなったと扱われるわけです。
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反対にドルの場合は価値が安くなったとなりますね。
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円安か円高と判断されるのには何をもって基準とするかにもよりますが、100円を基準に扱われる事が多いです。
また、前日や数日前を基準にしてどっちなのかをニュースでは言われたりしています。
円安
円が他の通貨よりも価値が安くなる事を指します。
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1ドル100円の場合に1ドル120円になったのであれば「円安ドル高」と表現されます。
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アメリカで1ドル100円で買えていたものが120円で買う事になるので、円の方が価値が安くなったとなるのですね。反対にドルは価値が高くなったとなりますね。
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価値を基準に考えると分からない人が結構いるかと思います。
理解をややこしくしているのは値段が上がる＝価値が上がるのように考えてしまうからなんですね。
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勘違いをしている人の多くはこれが原因なのではないかと思っています。
ややこしくしている原因と勘違いしやすい例
ちびまる子ちゃんを例にすると丸尾君はクラスの学級委員になる為になんでもしようとしていますね。
クラスで困っている人がいれば助けてあげて、投票してもらえるようにと。
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となると、投票数としてクラスが全員で100人いるとして半数投票で学級委員になれるとすれば50票が必要ということになりますね。しかし、丸尾君は真面目なので100人全員の投票がほしいと感じるわけです。
1丸尾＝100票
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しかし、藤木君みたいに卑怯な事をして、それがクラスの誰かにバレてしまいそれがクラスのある一部に広まってしまえばクラスの投票数は少し減ってしまいますね。
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50票での投票となった場合に
1丸尾＝50票
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こうなるとズバリ！丸尾君の価値は下がったと判断されてしまいます。
ここが勘違いしやすいポイントなんですね。
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そこで視点をズラして考えてみましょう！！
視点をズラして価値の意味を知る
丸尾君は確かに投票数は落ちてしまいましたが、今まで100票を集める為にクラスのみんなが困っていれば助けてあげたりしていたわけですよね？
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ということは100人は丸尾君でいいかと思われる必要があるので何かしなければいけない＝手間がかかるということになりますよね。
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しかし、50票となると50人ほどを助ければいいわけですから労力としてはとても楽になるはずです。
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100人に時間を取られて学級委員になるのか50人に時間を取られて学級委員になるのかを考えれば一般的に考えれば50人の方。
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つまり価値は高まる＝丸尾君価値が高まったとなるんですね。
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これを円とドルに当てはめてみれば同じことになります。
1丸尾＝100票、労力かかる
1丸尾＝50票、労力少なくなって割りにあっている＝価値が高い
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1ドル＝100円
1ドル＝50円＝円高
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となります。具体例を使う事によってわかりやすくなった人もいれば反対に分かりにくくなったと感じた人もいるかもしれませんが、ややこしくしているのは「価値」です。
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シンプルに覚えるとすれば安くなった＝高いと反対に覚えてみても良いかもしれませんね。
円高と円安の影響
普段の生活では円高であったり円安であったりを実感することはそれほどないかもしれませんが、色々と気にしてみることで分かるようになるかもしれません。
[br num=”1″]特に輸出関連企業は外国との通貨で計算されるので敏感に影響が出てきます。
[br num=”1″]あの世界的に有名なトヨタ自動車は外国に工場をおいて作って日本に輸出しているので円安になればなるほど安く車を作る事が出来ます。ですので１円「円安」になるほど一年間で400億円もの利益が上がるようになるとのこと。
[br num=”1″]海外旅行が好きな人であれば敏感にどちらなのか分かる人もいるでしょう。
[br num=”1″]各個人であればどちらが良いというのがあったとしても経済全体としてはどちらが良いというものではなく、あまり偏りがなくバランスの取れた状態が一番良いですが、日本経済全体を考えると規模も大きいですし、世界との関連性もあるので中々保たれるものでもありません。
