クレジットカードを持っている人も持っていない人も耳にしたことがある、分割払いとリボ払い。クレジットカードを持っている人なら実際に利用したことがある人もいるのではないでしょうか。
カード会社からはやたら分割払いやリボ払いを押されますが、特にリボ払いをすると危険だという意見もよく見かけますよね。
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ここでは、分割払いとリボ払いの違い、そしてリボ払いが危険と言われているのは何故なのかをご紹介。
それぞれの支払い方法を理解して、賢くクレジットカードを使いましょう!
目次
分割払いとは?
よくクレジットカードを利用する時に、「お支払い回数はいかがなさいますか?」と聞かれますよね。この時に「1回で」「○回で」とこちらから指定すると、店員さんがその様に手続きしてくれます。
これが分割払いです。
自分で指定した回数に分けて返済していくという方法ですね。
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例えば、50,000円の買い物をした時に10回払いを指定したとすると、
50,000円÷10回=5,000円
となり、5,000円を10回支払っていくということになります。
分割払い手数料が必要
ここで気をつけなくてはいけないのは、5,000円を10回支払うだけで良いという訳ではありません。分割払い手数料が必要なのです。これを金利と言います。
金利は、各クレジットカード会社によって異なり、支払い回数によっても異なりますが、大体12%~15%の間にて設定されます。
1回払い、2回払いまでは金利が必要ないところがほとんどですが、3回払い以降は必要になってくるクレジットカード会社が多いですね。
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ですので、10回支払い終わった後の総額は50,000円+金利ということになり、購入した時の金額よりも少し多い額を支払わねばいけないということになります。
指定できる回数はクレジットカード会社によって決まっている
また、指定できる回数はクレジットカード会社によって決まっています。
利用した金額にもよりますが、多くの会社では、1回・2回・3回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回のいずれかを選べる形になっています。
金額が少ないとあまり多い回数を選ぶことはできません。
リボ払いとは?
リボ払いとは、支払い金額を決めて返済していく方法のことです。
分割払いは回数を指定しましたが、リボ払いは支払い金額を決めてそれを数回支払っていくことで返済していくのですね。
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例えば50,000円の買い物をした時、毎月の返済金額を3,000円と指定します。
50,000円÷3,000円=16.6…=約17回
という訳で、約17回に渡って50,000円を返済していくことになります。
リボ払いも手数料が必要
リボ払いも分割手数料と同じく手数料=金利が必要です。
リボ払いはいくらで設定しても一律の金利としているカード会社が多く、大体15%で設定されています。
分割払いとリボ払い、最大の違いは毎月の支払額が一定か変動かということ
ここまで見ても回数を指定するか金額を指定するかで、実際の支払いにどう影響するのかあまり違いがよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
分割払いとリボ払いの違いは、利用回数を重ねるとよくわかってきます。
例)1ヶ月のうちに、100,000円、50,000円、10,000円の買い物をした場合。
①全ての支払いを2回の分割払いで指定すると…
100,000円=50,000円×2回
50,000円=25,000円×2回
10,000円=5,000円×2回
この買い物を1ヶ月のうちにしたのですから、翌月や翌々月には50,000円+25,000円+5,000円=80,000円+金利の支払いをすることになります。
この80,000円+金利を2回支払えば、3回分の買い物の支払いは全て終了です。
この3回分の支払いをしている途中で新しい買い物をすると、その分を上乗せして返済しなくてはなりません。
例えば4回目に5,000円の買い物をしたとすると、80,000円+金利+5,000円=85,000円+金利を翌月に支払うことになります。
②全ての支払いを10,000円のリボ払いで指定すると…
リボ払いの金額はカード会社から設定された支払い金額の中から選ぶことになります。
その時に10,000円と設定して、3回分の支払い全てを「リボ払い指定」にすると、毎月の支払いは10,000円で済みます。
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総額160,000円分の買い物をしましたが、毎月10,000円(金利含む)だけの支払いで良いのです。
4回目、5回目と買い物を重ねても、毎月の支払いは10,000円(金利含む)だけの支払いでOK。
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違いをわかっていただけましたでしょうか?
だからリボ払いは怖い!
一見どれだけ買い物をしても毎月の支払いが一定で済むので便利に見えるリボ払いですが、どれだけ使っても毎月の支払い額が一定ということはそれだけ未払い金が増えるということになります。
また、支払う回数や項目が増えれば増えるだけそれぞれの支払いに金利が上乗せされ、何回返済しても元のお金すら減っていかないどころか金利がどんどん増えていくということになってしまうのです。
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分割払いはいくら分割しても新しく買い物をすればその分は上乗せして返済しなくてはいけませんから、リボ払いよりは自分の返済すべき額が見えやすいですし、これ以上は買い物をしばらく控えようという気になれます。
買い物をすればする程毎月の支払いがしんどくなるのは自分ですからね。
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リボ払いはこの「しんどくなる」という感覚がないところが怖いのです。
毎月どれだけ買い物をしても一定金額を支払えば良いのですから、しんどくならないのですね。
「今の楽」を取ると後で取り返しがつかないことに
人は誰でも楽な方に行ってしまいがちですが、クレジットカードも借金と同じですので、今楽をすると後で取り返しがつかないことになってしまいます。
クレジットカードはただでさえ自分がいくら使ったかの感覚が麻痺しやすいですから、支払い方法を楽な方にしてしまうとさらに麻痺してしまいます。
「使った分は先延ばしせずに早めに返済」ということを念頭に置きながら、賢いクレジットカードライフを送りましょう!