定期預金は得なの?そのメリットデメリットとは

お金を確実に貯めようと思ったら、まず定期預金が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

特に親世代(45歳以上〜)や年配の人は定期預金を利用している率がかなり上がります。

そんな定期預金ですが、なぜそんなに利用している人が多いのでしょうか?
定期預金のメリットとデメリット、そして賢くお金を運用するにはどんな方法があるのか、考えてみました。

定期預金とは

そもそも定期預金とは、毎月決まった額を銀行に預ける契約をして、一定期間貯め続けて満期が来ると金利が上乗せされるというお金の貯蓄方法です。

普通に銀行に預金するだけで金利が付くことには付くのですが、最近は0.01%ぐらいしか付かない銀行がほとんどです。

0.01%だと1年間100万円預けても100円しか金利が付かないので、「こんな少ししか付かないなら、別にいらないな(笑)」と思った経験のある人も多いのではないでしょうか。
もちろん預金額が高い人はもっとあるかもしれませんが、それでも0.01%なんて米粒みたいなものですよね。

 
それに比べて定期預金の金利は普通預金に比べて高く設定されていることがほとんどです。
ですから、どうせ貯めるならということで定期預金を利用している人も多いのです。

昔は定期預金の金利が高かった

今の定期預金の金利はだいたい0.2%前後で設定されています。
100万円預けると、年間で2,000円の金利分が上乗せされる計算です。

ピーナちゃん

年間で2,000円て、少なっ!!普通預金よりはまだマシか…

一方、今の高齢者が働き盛りだった1970~1980年代は、定期預金の金利が8~10%に設定されていました。

つまり100万円預けると、10万円金利で上乗せされる時代だったのです。

ポッピー会長

あの頃はええ時代じゃったなあ…

その時代の名残で定期預金を未だに続けている高齢者は多く、そんな世代に育てられた親世代も「なんとなく定期預金の方が良いかなと思って…」と、流れで定期預金を利用している人が多いのですね。

定期預金のメリット

普通預金よりも金利が高い

上にも書いた通り、普通預金で預金をした場合よりも、定期預金はいくらか金利が高く設定されています。

ですからどうせお金を貯めるのであれば、少ないとは言え定期預金の方が金利分はお金を増やすことができますね

確実にお金が貯まる?

定期預金は契約にもよりますが、基本的には口座から自動で引き落とされるシステムがほとんどです。

口座にお金があったらすぐに使ってしまうというという人にとっては、毎月自動で強制的に引き落とされるのでお金が貯まりやすくはなりますよね。

 

そして途中解約するとメリットが半減してしまうので、満期が来るまで頑張って貯めようとするのもお金が貯まりやすくなるポイントです。

元本保証があるのでお金が減ることはない

定期預金は保険と違って、預けた分は確実に残るのでお金が減ることはありません。

ですから、お金を増やさないまでも
簡単には下ろせない別の口座にお金を移動させるという感覚ですね。

ポッピー会長

But!銀行が倒産した場合は普通預金と定期預金など全てを合わせて1,000万円までしか保証はないのじゃ。1,000万円以上の預金がある人は、色んな銀行に分けておくのが安心じゃな。

 

ってことは、A銀行にある普通預金300万円と定期預金900万円だと、最悪の場合200万円損するってことなのか・・・危ない!!知らなかった・・・

ピーナちゃん

 

ポッピー会長

そういうことじゃな!!

 

契約すると特典がある場合も

定期預金を契約すると、様々な特典をゲットすることができる場合もあります。

例えば宝くじや懸賞金、ポイントをもらえることができたり、各種手数料が無料になったりと銀行によって様々です。

 

また、普通口座も一緒に開設すると金利が少しアップするところもあるみたいです。

ポッピー会長

都市銀行よりも地方銀行やネットバンクの方が特典は豊富だったりするようじゃな。

 

最近は月単位の契約もある

定期預金はしたいけれど、満期が何年も先にあるのは…という人もいるのではないでしょうか。

最近では1ヶ月単位の定期預金もあるので、1ヶ月定期預金に預けるだけでも普通預金よりは金利が高いのでその分は得することができます。

ピーナちゃん

月単位の定期預金ってなんだか意味あるの?って感じだけれど、少しでも金利分得したいという人には良いのかも。続けられそうだったら更新したら良いしね!

 

定期預金のデメリット

簡単にお金を下ろせない

定期預金でお金を預けると、普通預金で預けたお金をATMで下ろせるのと同じ様には下ろせなくなります。

手続きをして一度定期預金を解約する必要があるので、急にお金が必要になった!という時には少し手間がかかります。

途中解約の場合、低金利や無金利になるリスク

定期預金の満期を迎える前にお金が必要になっておろしたいなど途中で解約する場合には、本来つくばすの金利がつかなかったり、金利が低くなったりする事があります。

元本保証なので実際に損をする事にはなりませんが、金利を目的とした定期預金であれば意味はあまり感じられませんね。

お金を回す意味では非効率

お金は本来使うモノであって貯めておくモノではありません。
経済自体もみんながみんなお金を貯めていたら、今の日本のみならず世界は終わっていましたね。

もちろん貯めるのも重要だと思っているので貯める事自体を否定しているわけではありません。
むしろ貯めるのも必要であると感じています。

定期預金を資産運用の観点で考えるとするとお金をその契約期間は眠らすわけなので、回すといった意味では非効率すぎるといった捉え方になりますね。

まとめ

定期預金の最大のメリットは金利が高いということでしたので、低金利な今の時代では正直メリットはあまりないかもしれません。

実際に定期預金に預けて意味あるの?と思う人が多いのも頷けます。

ただ、自分でお金の管理をするのが苦手だけれども確実にお金を貯めたいという点においては普通預金よりは確実なので、使い方によっては、人によっては大きなメリットになりえますね!