2006年6月に、クレジット会社であるクレディセゾンの子会社として、業務をスタートさせたのが「セゾン投信」です。
ファンドとしての歴史はまだ浅いですが、2016年にはリッパ―ファンドアワードジャパンの最優秀ファンド賞を受賞するなど、大きな注目を集めています。
セゾン投信は、長期投資だけを視野に入れていることもあり「これから資産運用をスタートしようと思っている」という方におすすめです。
気になる評判や運用利回りについて、詳しくチェックしてみましょう。
目次
セゾン投信の運用利回りはどのくらい?
セゾン投信で資産運用を始める場合「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」もしくは「セゾン資産形成の達人ファンド」のどちらかを選択することになります。
2017年10月からは、つみたてNISAの取り扱いも始まり、より負担なく投資をスタートできるようになりました。
2017年には顧客口座数が12万件を突破、運用資産総額が2000憶円を超え、信託報酬が引き下げられるなど、より顧客に寄り添ったファンドへ成長を遂げています。
賢く投資を始めるためにも運用利回りを事前に確認し、内容に納得してから始めるようにしましょう。
【そもそも利回りとは】
「投資が初めて」という方はまず、利回りの意味を知っておきましょう。
利回りとは、投資した資産に対する収益の割合を指しています。
1年当たりで示されることが多く、100万円の資産を投資し、1年間で30%の利回りがあった場合は130万円の資産価値がある、という計算になります。
この利回りは、年度によってマイナスになる場合も当然あるでしょう。
しかし、マイナスになっているからといって必ずしも悪い投資先という訳ではありません。
投資信託は長い目で資産を育てる運用方法ですから、トータルでの実績がプラスであるかどうか、運用資産額が減っていないかなどといった点へも注目することが大切です。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用利回り
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは世界的に知られているバンガード社と提携しているファンドです。世界30ヶ国以上の株式、10ヶ国以上の債権へ分散して投資を行える点が特徴となっています。
バンガード社の運用資産残高は驚きの約531兆円、平均経費が低いローコストリーダーとして認められているため、安定した運用利回りが期待できるでしょう。
実際に基準価格で利回りを見てみると、運用の始まった設定来では+36.72%(2018年3月現在)となっており、運用開始から順調に価値が上がっていると言えます。
また、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは長期運用を目的としていることもあり、初年度はマイナスになるケースが多いものの、3年、5年と投資を続けていくうちにプラスに転じるケースが多い商品です。
投資信託によっては、利益が出た場合に分配金を受け取ることができますが、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでは出た利益をさらに投資していくため、長く付き合えば付き合うほど利益が増えやすい商品となっています。
運用を開始する場合、購入時の手数料は0円、信託報酬の年0.60%±0.03%と信託財産留保額の0.1%が必要です。
ポッピー会長
セゾン資産形成の達人ファンドの運用利回り
セゾン資産形成の達人ファンドは、世界の株式のみをターゲットとし資産運用を行う商品です。海外や日本の株式へ幅広い投資を行うことで、安定した運用が期待できます。
信託報酬が安く、企業分析をしっかり行いながら投資先を選んでいるため、長期投資でじっくり資産を形成したいという方に向いているでしょう。
実際に利回りを見てみると、運用をスタートした設定来では+100.77%という高い数値を誇っています。
平均取得単価での損益をチェックしてみても、1年目からプラスを出しており、3年目では+17%、5年目では+31%と、成長を続けていることが良く分かります。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと比較した場合、株式のみへの投資というリスクはありますが、現在のところそれ以上の実績がありますので、「長期運用を目指しつつ多少強気の投資がしたい」という方におすすめの商品と言えるでしょう。
運用を開始する場合、購入時の手数料は0円、信託報酬として年1.35%±0.2%と信託財産留保額の0.1%が必要です。
ピーナちゃん
セゾン投信が選ばれ続けている理由をチェック!
年々利用者が増え続けているセゾン投信には、選ばれ続けている3つの理由があります。
口座開設や商品購入の手数料が0円
セゾン投信は、口座開設や商品購入の手数料は必要ありません。
毎月5,000円から自分のペースで投資が行えるため、まずはお小遣いを貯金する感覚で始めている方も多いそうです。
日本郵便株式会社との業務提携
以前は株式会社クレディセゾンが100%出資して運営していましたが、その実績が買われ、現在では日本郵便株式会社が40%を取得し業務提携を図るなど、大きな信頼が寄せられています。
業務提携したことで、ゆうちょ銀行の窓口からもセゾン投信を購入できるようになり、より顧客数や運用資産額を増やすことに繋がりました。
毎年複数の賞を受賞
また、セゾン投信が運用する2種類のファンドは、それぞれが毎年いくつもの賞を受賞しています。
業界に詳しい人間が賞へ推していることで、ベテラン投資家から投資を始めたばかりの方まで厚い信頼を得ているという事ですね。
ポッピーからさいごに
これから資産を長期投資するなら、じっくり運用にこだわり続けるセゾン投信も候補に入れてみると良いかもしれません。
中身を厳選した2商品から好みのファンドを選び、無理のないペースで投資してみましょう!
ポッピー会長