大学や専門学校に進学するのに奨学金を利用する人やマイホームを買う為にローンを組む人、沢山いますよね。
借金と言うと世間的にイメージがあまり良くありませんが、奨学金や家のローンと言うとなんだか利用しても良いような、むしろ利用してでも進学すべき、家を買うべきと言うような風潮さえあります。
目次
とはいえ借金には変わりない
名目上は綺麗なイメージがありますが、借金には変わりありません。
イメージとは怖いもので、奨学金や家のローンという名前が付いているだけで人は簡単にそれを利用しようとします。
奨学金を借りるとなると…
奨学金は普通の4年制大学に通う場合、4年間まるまる利用すると400万円近くになります。
もちろん人によって増減はありますが、大学を卒業して社会に出た途端いきなり400万円の借金を背負うことになるのです。
それを月々2万円ずつ返すとすると、17年近くかけて返すことになります。
22歳で大学を卒業してそこから返済していくとなると、40歳手前まで奨学金に縛られることになります。
家のローンを組むとなると…
家のローンも同じです。
よく30年ローンとか35年ローンとか言いますよね。毎月10万円近くの借金を定年まで、もしくは定年以降も返していくことになります。
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借りる前はなんとかなるだろうと深く考えずに借りてしまいますが、定年まできっちりと働ける保証はどこにあるのでしょうか?
ある日事故で怪我をしてしまうかもしれませんし、病気にかかってしまうかもしれません。
また、勤めている会社が倒産するかもしれません。
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どこにも払い続けられる保証はないのに、月10万円近くもの返済をしていくのはかなりリスキーだとは思いませんか?
マイホームのローン=賃貸の家賃という考えは危険
よく、「今住んでいるマンションの家賃を払うのと変わりないから、それならいっそのことマイホームを買ってしまってその返済をしていく方が良いと思った」とマイホーム購入者は言います。
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ですが、実際にマイホームを購入してローンを返済中の人は同じ様なことは言いません。それは何故かというと、マイホームにかかるお金はローン返済代金だけではないからです。
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マイホームを持つようになると、
・固定資産税などの税金
・メンテナンス費用
がかかってきます。
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固定資産税は家を買う前にも必要なお金だと認識している人は多いかもしれませんが、メンテナンス費用が意外と細々と必要だということを考えながら購入する人は少ないです。
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家はどんどん古くなっていき、ガタが来ると一気にいろんな所を直さなくてはいけなくなります。
ちょこちょこ直していくのにも、家のメンテナンス一つ一つの額が数千円〜数万円かかるので、それが結構な負担となってきます。
家の価値はどんどん下がっていく
ローンを払えなくなれば最悪売りに出せば…と思うかもしれませんが、その時には残っているローンまるまる相殺できる程家の価値があるとは限りません。
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むしろ家の価値は予想以上に早く落ちていくので、いざ家を売りに出しても売れない、売れてもローンの残債に全然届かないと嘆いている人も沢山います。
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一軒家は土地だけは残るし…と考えがちですが、売る時は建物と土地セットで売りに出さねばなかなか売れるものでもありません。
奨学金や家のローンを組む時はよく考えて利用しましょう
「奨学金貧乏」という言葉があるように、奨学金があることによって債務整理や自己破産をする人が後を絶ちません。
奨学金には保証人を付けなくてはいけないので、いくら自己破産をしたからと言ってそれが無くなるわけではありません。返済義務が保証人に行くだけなので、誰かがその迷惑を被るのです。
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家のローンも上に書いた様に、いくら売りに出してもローンの残債と相殺できる額で売れるとは限りません。
相殺できなければ、もうその家には住んでいないのにローンだけは支払わなくてはいけなくなってしまうのです。
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奨学金や家のローンについてネガティブな部分ばかりを書いてしまいましたが、危機感無く借金できてしまうトップ2なので、利用したあとに後悔することのない様何度も何度もよく考えて利用する様にしましょう!