お金が誕生してから、私たちはこの世に生まれてから今までお金無しに生きていくことのできない世界に私たちは生きています。
出産の時もお金が必要ですし、生きている間はもちろん食費を始め色々なことにお金がかかります。そして死ぬ時もお葬式などでお金が必要なのです。
この様にお金と生きることは密接に関わっていることなのですが、存在が当たり前すぎて特にお金について深く考えたことは無いという人も多いのではないでしょうか。
お金が無ければそもそも生きていくことすら出来なくなってしまいますから、ほとんどの人がお金を稼ごうと必死に働きます。
「お金=働いたら手に入れられるもの」ぐらいであまり深く考えたことは無いかもしれませんが、そもそも何なのかを考えてみると少し見方が変わってくるかもしれません。
そもそもお金とは?
昔は物々交換で成り立っていた
昔は物々交換で世の中が成り立っていました。
例えばりんご農家が「お米が欲しいなあ〜」と思ったら、米農家に「りんご10個とお米を交換してくれませんか?」と頼んで、米農家からOKが出るとりんごとお米を交換してもらうことができました。
これが物々交換です。
ですが、米農家が「まだ前交換したりんごが沢山残っているからまだりんごいらないなあ〜」と言って断ってしまえば、りんご農家はお米と交換してもらうことができません。
その上りんごはなま物ですから、いつまでも置いておくと腐ってしまいますよね。
例えばりんご100個と馬を交換してもらえるとして、りんご20個生産するのに1ヶ月かかるとします。
となると、りんご100個生産するのに5ヶ月かかってしまうのですが、100個集めるまでに前からあったりんごはどんどん腐っていってしまいます。
物々交換の問題点を解消する為にお金が誕生
つまり物々交換の問題点は
・相手が了承してくれないと交換してもらえず、いつまでも欲しい物が買えない
・自分が持っている物をいつまでも貯めておくことができないから、いつまでも欲しい物が買えない
というところにあります。
その問題点を解消する為に、お金が誕生しました。
お金さえあれば何でも買うことができますし、相手もそのお金が欲しいからそれと交換してもらう為に頑張って色んな物を生産しますよね。
何でも買うことができるから、皆お金が欲しいのです。
そして、お金は腐ることがないので長期間保管することができます。
ですから腐ったりする心配をせずに時間をかけて貯めて、大きな買い物をすることができるのです。これが「貯金」ですね。
お金そのものをビジネスにするように
この様にお金は元々は物と交換する為のものだったのですが、今ではお金そのものをビジネスにしている企業が沢山あります。
銀行はお金を預かり、お金を貸すことをビジネスにしています。
証券会社は株などの売買を、消費者金融やクレジットカード会社などはお金を貸すことをビジネスにしていますよね。
「お金が欲しい、もっと欲しい」と思ってしまう人の心理を利用して、お金そのものを取引することはかなり大きなビジネスになっていったのです。
それでは、そんなお金にも円やドルなど色んな種類があり、それぞれの価値が異なります。
その「お金の価値」とは、どの様にして決められ、どの様にして変化していくのでしょうか?
それはまた別のページで書いていこうと思います!