マネキン保険シリーズその1!生命保険の種類②

前回の記事では生命保険には定期保険、養老保険、終身保険の3種類があるとご紹介しました。
この3つは期間の観点から見た種類分けと言えます。一定期間払うのか、死亡するまで払うのかなどと期間をメインターゲットとして種類分けしました。

今回は生命保険の中でも、何の為の保険なのかをメインターゲットとして種類分けしてみようと思います。

死亡保険

死亡保険は本人が死亡した時に、残された家族の生活を保障する為の保険です。
稼ぎ頭の人が突然亡くなると、残された家族だけでは生活していけなくなってしまいますよね。
普段の生活だけでなく、住宅ローンなどが残っているとその住宅を売らなければならない場合も出てきます。
そうならない様に、いつ来るかわからない寿命に備えて加入しておく保険です。

生命保険の中でも一番種類が多く、前回ご紹介した定期保険、養老保険、終身保険なども死亡保険に含まれます。(他の保険にも含まれます)
死亡保険金が毎月支払われる収入保障保険や、死亡保障額が毎年増えていく経営者向けの保険など、沢山の種類があります。

医療保険

病気やけがなどをして入院をした場合に、入院の為の費用や手術の為の費用を受け取ることができる保険です。
病気やけがは突然発生するものですから、発生した時に入院費用や手術費用を用意できないとなると命にも関わってきますよね。

 

医療保険はその商品によって内容は様々です。
入院1日あたりいくら、入院してから何日目からもらえるのか、終身型なのか定期型なのか、などなど細かく分かれており、その条件によって月々支払う保険料もまちまちです。
将来のことは誰にもわかりませんが、今自分がいくら支払えるか、どんな条件が良いと思うかに合わせて選んでいきましょう。

がん保険

日本で一番死亡率の高いがんですが、そのがんにかかった場合にかかる入院費や治療費を受け取れる保険です。
がんの治療は一般的な病気と比べて治療費が高額でありながら、発症する人が多いので作られました。

 

がん保険には、入院費や治療費だけでなく、診断給付金というものも含まれています。
これは、がんと診断された時に一時的にまとまったお金を受け取ることができ、再発した時にも受け取ることができます。(商品によって違いはあります)

また、がんの為の通院費や抗がん剤治療などの治療費も給付金として受けることができます。

学資保険

学資保険は基本的には子どもの将来の教育費の為の積み立てという性質の保険です。
子どもの進学時期に合わせてお祝い金が支払われるのも特徴です。

 

それに加えて、両親が病気や死亡などで保険金の支払いが難しくなった時に保険料支払いが免除されたり、子どもが病気になった時の医療保険もオプションで付けることができます。

個人年金保険

最近話題になっているのが、老後の生活費の為の貯蓄が目的である個人年金保険です。
個人年金保険に加入しておくと、老後に年金として毎月一定額受け取ることができます。
ですから、老後も計画的に利用していきたいという人が多く加入しています。

 

保険料払込期間中に本人が死亡した場合は、今まで支払ってきた保険料相当額が遺族に支払われることになります。

傷害保険

最後に傷害保険ですが、これはケガで通院、治療、入院した場合に備える保険です。
病気で病院にかかった時には支払われません。

 

ケガが原因で死亡した場合、入院した場合、手術した場合、通院した場合に必要な費用を受け取ることができます。
また、他人をケガさせてしまった時に損害賠償を支払わねばならない場合がでてきますが、その損害賠償を補ってくれる特約もあります

まとめ

今は各保険会社の顧客獲得合戦で、本当に色んな保険商品があります。
保険は家族が入ってくれていたり、知り合いに勧められて…付き合いで…といった様に、自分主体でしっかり選んで加入している人があまり多くありません。

 

事故や病気になったりしてから保険加入するのでは遅いです。一部の保険はそれからでも入れますが、多くの保険は実際に起こってから加入することはできません。
将来何が起こるのかわからないので、あまり高額な貯蓄を自分自身ですることが難しい人は保険の加入を考えてみてはどうでしょうか。

保険は自分だけでなく残された家族の為でもありますよ。