資金が無い人は不動産仲介業から始めよう
不動産投資は昔から言われている投資の中でも安定的であるとされています。
一般的には不動産投資と聞くと、元々資金や不動産を持っている人がする事とイメージされていますよね。
しかし、不動産投資とは単純に不動産売買をすることを指しますが、その売買の仲介をする事だって出来ます。
これは直接的な不動産投資とは言わないのですが、不動産投資の仲介をすることで間接的に不動産投資に関わるといったところですね。
不動産を実際に買ってから買い手に売るには資金が必要になるので一般的にはとてもハードルが高いのですが、売買の仲介をするだけなら資金は必要ありません。
巷では、不動産投資を資金ゼロでするにはフルローンを組むといった方法で紹介していたりしますが、結局は資金をゼロ円でしたい人は失敗した時のリスクが大きすぎるので挑戦する事に抵抗があり過ぎます。
そんな人の為に、ここでは資金ゼロ円でも不動産投資に関われるというところフォーカスして紹介しています。
不動産の仲介業とは
まず不動産の仲介業とは何ぞやということですが、例えば引越しをする時は街にある不動産屋さんの店頭に貼られている物件を見たり、ネットで見たりしてそこから問い合わせてその不動産屋さんに行きますよね。
引越し先の物件はその不動産屋さんから直接借りるのではなく(中にはそう言った物件もありますが)、別に貸主がいてその人の賃貸物件情報をその不動産屋さんが代わりに流して、借りたい人への対応や契約を貸主に代わって不動産屋さんが進めてくれます。
つまり貸主と借主の間に入って情報を流すところから契約までをすることを、仲介業と言います。
その仲介をすることで、仲介手数料をもらうことができるのです。
売買の仲介をすると手数料が大きい
仲介手数料は上限が宅建業法で決まっていますが、上に書いた賃貸物件の仲介手数料は上限が1ヶ月分+消費税とされています。
例えば家賃6万円の物件を仲介したら、6万円プラス消費税を上限として仲介手数料をもらうことができるのです。
一方、不動産の売買を仲介すると、400万円以上の物件の場合、物件価格の3%+6万円+消費税を上限として仲介手数料をもらうことができます。
(400万円以下の物件は4%+2万円+消費税、200万円以下は5%+消費税とされています)
(5,000万円×3%+6万円)+消費税
となるので、168万4,800円を仲介手数料としてゲットすることができます。
一件でそれだけですから、単価の安い賃貸物件を仲介するよりも遥かに効率良く利益を上げることができます。
もちろん家賃の高い物件を中心に仲介すると、それだけ高い仲介手数料を手に入れることが可能です。
ポッピー会長
ピーナちゃん
ポッピー会長
ピーナちゃん
不動産仲介業で資金よりも大切なものは、情報
上にも書いた通り、不動産の仲介は売買であっても賃貸であっても資金0円から始めることができます。
また、宅建士などの資格も必要ありません。
何が一番大切かというと、情報です。
売りに出ている物件の情報、そして物件を買いたがっている人がいるという情報が無ければ仲介業をすることができません。
そもそも売りに出ていなければ売ることができませんし、いくら売りに出ていても誰が見ても良くない物件だと買ってもらうことができません。
また、買いたがっている人が思っている物件と全く見当違いの物件を紹介しても買ってもらうことができません。
それに、良い物件の情報は色んなコネがある仲介業者がいち早く手にしていきます。
ですから、0から仲介業を始めようという人はまず人脈を作ることから始めて行かなくてはなりません。
貯金出来ない人に不動産投資は成功なし
ここでは資金ゼロ円でも不動産投資に関われるということで仲介業を紹介していますが、貯金もまともに出来ないような人がそれで成功したいと思って達成出来るほど甘い事ではありません。
まずは不動産仲介から始めてコネや人脈を構築し、ある程度の資金も貯めることができれば自分も売買の当事者になって不動産投資を始めることができます。
不動産投資も情報が命なので、人脈の基盤を築いておくことで良い物件を手にすることができます。
そして、ただ情報だけ手にしても資金が無ければ意味がありません。物件を購入することができないですからね。
そういった意味で、いくら稼いでも貯金ができなければ次のステップに移ることができないので、不動産投資で成功することも遠くなってしまうでしょう。
まとめ
不動産投資を始めたいけれど資金が無い人はどこから始めたら良いのか?というところにクローズアップして、不動産仲介をご紹介しました。
不動産仲介をすることで不動産に関する色んな知識も身につけることができるので、自分がいざ投資する側に回ってもかなり有利になります。良い不動産を見分ける目利きも大切ですからね。
仲介業から始めるのは少し遠回りになるかもしれませんが、メリットは沢山あります。
急がば回れとも言いますし、不動産投資に向けての一つの方法として視野に入れてみてはいかがでしょうか。